シューベルト即興曲
シューベルト作曲、即興曲Op.90-2
神奈川県の平塚にある個人ピアノ教室『永井ピアノ教室』のブログ(ピアノ日記)をご覧いただきありがとうございます🎵
生徒さんの憧れの曲、楽しくレッスンしております。
シューベルトの即興曲、Op.90は全部で4曲あります。4番と2番が、中〜上級(ツェルニー30番〜ツェルニー40番〜)の名曲集楽譜の中に入っていることが多いですが、コンクールやコンサートで耳にしたり、弾かれたりするのは2番が断然多い有名な曲です。右手の流れるような早いパッセージに中間部の情熱的なメロディー、コーダの派手なカッコイイ〆、一度聴いたら憧れの曲になってしまいますね。
この曲は10ページと長めで、滞りなく最後まで弾くコツは、いかに右手に負担をかけず『脱力』して弾けるかにかかっています。右手は休む暇なく動き続けるので腕に力が入ったり、不自然な指の形で弾くと疲れ果てて止まってしまいます。
特に、インテンポで弾くと音を間違えないことに必死になってしまい、自分では気がつかないうちに身体に力が入り指が思うように動かない、コントロールが効かない状態になりがちです。一度力が入ってしまうと、余裕がなくなり脱力するのは困難。そうなる前に、常に「脱力」を心がけながら弾くということが大切で、その状態をキープすると上手く弾くことが出来ます。
言うのは(書くのは)簡単ですが。。。
下記にあるのは、最初の2ページです。黄色の部分が第2テーマの冒頭、転調をするため臨時記号が多く段差のある黒鍵をしかもピアニッシモ(ごく弱く)で弾かなくてはならず難しいです。 曲のレベルはツェルニー40番後半程度になります。
※下記の動画の後半で練習方法を紹介しております。
スタッカート練習をしてみましょう💕
まずは、ゆっくり、テンポを落として、スタッカート(音を短く切る)で練習。この曲に限らず、早いパッセージが出てくる曲にオススメの練習法です。なぜかといえば、スタッカートで弾くには「脱力」が欠かせなくなり、弾けない=脱力ができていない、っと非常にわかりやすいからです。私も弾けない箇所があるとスタッカート様を頼りに練習しています。地道で楽しくない作業かもしれませんが、上達への着実な近道練習です。
指を丸く、手の甲を傾けないようにしながら是非お試しください。
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